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【認知症・症状】壊れていく祖母は認知症だったのでしょうか?

借金は人を変えるのか

祖母は若い頃、歩いているだけで人が振り返るほど

とてもきれいな人だったそうです。

そして裕福な家庭に育ちました。

 

お金に苦労した経験がなかったからかもしれませんが、

祖母は「やりくり」や「節約」という概念がなかったようです。

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「電気をつけっぱなしにしない」「水道を出しっぱなしにしない」など

普通の家庭で言われるようなことを言われた記憶がありません。

光熱費の節約は私自身一人暮らしをするようになってから

身を持って知ることになりました。

 

昔、父の給料明細を見せてもらった記憶があるのですが、

手取りは確か35万円ほどだったと思います。

年収にするとどれくらいだろう・・・

600万円とかかなぁ・・・(これに関しては推測です)。

 

この年収で父と祖母と私の3人暮らし。

しかも祖母も自宅で和裁の仕事をしており、

そちらの収入もありました。

 

あと公営団地に住んでいたので、

家賃も比較的抑えられていたはずです。

十分すぎるくらいにお金が余りそうですが、

家計はひっ迫していきました。

 

父はギャンブル(パチンコ、競馬、競艇)にのめり込み、

消費者金融でどんどん借金を増やしました。

 

祖母は消費するものに対して制限をせず、

使いたいものは使いたいだけ欲しいものは欲しいだけ、

そしてお金が足りなければどこかから持ってくればいいという感覚で

借金を増やしていったように思います。

 

クレジットカードがどんどん増え、すべてのカードを限度額まで使用。

散財して買った高価な洋服や着物、宝石を質屋に入れてまた借金。

周りの人にも借りられるだけお金を借りていました。

 

祖母が壊れ始めたのはいつだったんだろう・・・

 

祖母の知り合いの人が亡くなった時、

「あの人にお金借りてたけど、これでもう返さなくていいよね」と

嬉々として言っていたことがあります。

 

驚いた私が「え!?返さないとダメだよ。どこの人?いくら借りてるの?」

と矢継ぎ早に質問すると、祖母は貝のように押し黙ってしまいました。

どれだけ追及しても、二度と祖母がその話をすることはなかったです。

 

「借金をしていた人が亡くなったからお金を返さなくていい」

という理論もめちゃくちゃですが、それ以上に

「知り合いが亡くなってしまったこと」よりも

「お金のこと」にしか意識がいっていないことがとても痛々しかったのです。

 

以前の話『【DV】父からの虐待と性的暴行未遂と死体遺棄(その5)』で

若い頃に祖母にお世話になったからと

祖母をとても心配し、よくしてくれていた親戚夫婦がいます。

 

この親戚夫婦がウチに来ている時に

将来のことやお墓のことが話題になりました。

でもウチはお墓などを買える経済状況ではありません。

 

すると後日、その親戚夫婦は祖母のために

高価なお墓を買ってプレゼントしてくれたのです。

 

しかし、そのお墓も祖母は売り飛ばしてしまいました。

祖母の単独か父と一緒になって売ってしまったのかは知りませんが、

このことで親戚夫婦から父や祖母は見放され、縁を切られてしまいました。

 

そしてお金がなくなると、

祖母はとうとう万引きまでするようになってしまったのです。

 

ある日、祖母のレザーバッグがキッチンのテーブルの上に置いてあり、

中にスーパーのお弁当や総菜・食材などがそのまま入っているのが見えました。

 

「スーパーの袋は?」

「捨てた。」

「レシートはある?」

「捨てた。」

「スーパーで売っていたものをそのままバッグに入れて来てない?レジでお金払った?」

「うん、払った。」

 

スーパーで商品をバッグの中に入れている瞬間を見ていないので

それ以上何とも言えません。

 

「今度買物する時はこれを使ってね。」

と言ってお金を渡しました。

「レシートは持って帰ってこないとダメだよ。打ち間違いがあることもあるからね。」

 

次に買物に行った時、祖母はちゃんと

スーパーの袋に商品を入れて戻って来ました。

 

しかしその後2~3度、祖母のカバンの中にスーパーの商品が

そのまま入っているのを見てしまい、同じやり取りをしました。

 

本当はもっときつく言うべきだったのかもしれません。

盗っている瞬間を見ていないので「決めつけてはいけない」との思いと同時に

「祖母がそんなことをしているとは考えたくない」という思いも

私自身あったのかもしれません。

 

祖母は家で和裁の仕事をしていましたが、

老眼が進んでからは仕事をするのが難しくなり、

シルバー人材センターで仕事を得て、

駅の自転車置き場の管理をするようになりました。

 

ある日、自転車のカゴの中にポーチがあり、

その中に500円が入っていてラッキーだったという話を

祖母がし始めました。

 

あとで高校生の女の子が「ポーチの忘れものありませんでしたか?」

と訪ねて来た時、知らないふりをしたそうです。

それを笑顔で話す祖母。

 

「ポーチはどこにあるの?女の子にポーチ返そう。500円も女の子のお金だよ。」

と言うと「ポーチは捨てたからない!500円も使ったからない!」と

ヒステリックに怒り出しました。

 

祖母は自分のやっていることが

悪いことだと全く分かっていないようでした。

分かっていないから私に嬉しそうに話していたのでしょう。

 

祖母がどんどん壊れていっているように思えて、

怖くて深く追及できない自分がいました。

 

今、考えると認知症の初期段階か何か

問題を抱えていたのかもしれません。

自分のやっていることを

ちゃんと認識していないことが多かったように思います。

 

最終的には父の借金と祖母の借金で

家庭はめちゃくちゃになりました。

 

残された借金というのは親が死んだあと

負の遺産として子どもに引き継がれます。

 

私は相続放棄の手続きをして借金問題は終焉しましたが、

私自身お金のことをちゃんと学んでいなかったために

自分の人生に影を落とすこととなるのでした。

 

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