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『「ロキノン系の若者」が出現したのはヤバい』という考察にリアルロック世代が思うこと

ロッキングオン 2015年 05 月号 [雑誌]

私が生まれたのは1970年代。今、40代前半です。

若い頃はロックにハマり、パンクバンドを20年ほど経験してきました。

CD店の店員でもありました。

結構なロックオタクでございます。

 

しかし、バンドのメンバーである親友が亡くなり

それからは音楽とはまったくかけ離れた生活をしています。

 

そんな私が最近のロック事情を知ることになった記事がこちら▽

「ロック風の若者」が消えて「ロキノン系の若者」が出現したのはヤバい - ボンダイ

(※上記の記事は削除されたようです)

 

これについて、リアルロック世代が感じたことを書いてみます。

私の音楽遍歴

参考までに私の音楽遍歴を。

わからない人はスル―していただいた方が賢明。

1970年代

私の父親はエルヴィス狂でビートルズも好きで、エルビスやビートルズのレコードがシングル、アルバム全て家にありました。

いつもエルヴィス・プレスリーかビートルズの曲がウチで流れていて、TVでエルビスやビートルズの特集があると正座して鑑賞させられました。

 

それが嫌で嫌で、何とか逃れたくて自分で音楽を選ぶようになりました。

邦楽は禁止だったのですが、洋楽のアルバムなら喜んで買ってくれていました。 

ジギー・スターダスト

ジギー・スターダスト

 
ジギー・スターダスト(屈折する星くず) (2012 - Remaster)

ジギー・スターダスト(屈折する星くず) (2012 - Remaster)

  • デヴィッド・ボウイ
  • ロック
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

デビッド・ボウイの『ジギー・スターダスト』のジャケットを見てピン!ときて、生まれて初めてレコードを買ってもらって(小学校2年生の時)私の中のロックの歴史は始まりました。

1980年代

『ジギー・スターダスト』を買ってもらってから、2~3年はずっと70年代のデビッド・ボウイだけを聴いていたのですが、『戦場のメリークリスマス』絡みで坂本龍一を知る。

戦場のメリークリスマス [DVD]

戦場のメリークリスマス [DVD]

 

教授(坂本龍一)のラジオを聞いてテクノ系の音楽に触手を伸ばし(小学校ではYMOが流行っていました)、「豚の臓物を客席に投げ、自慰行為をステージで行う」という遠藤ミチロウ率いるザ・スターリンが週刊紙で話題になり、パンクに目覚めました(小学校6年生の時)。

 

近所のレンタルレコード屋さんに、ザ・スターリンの『STOP JAP』が置いてあったのが何よりの幸運でした。

STOP JAP(紙)

STOP JAP

 

ロマンチスト

ロマンチスト

  • THE STALIN
  • ロック
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

邦楽禁止令の出ている家庭で邦楽を流すのは一種の反抗でした。

パンクという宗教

God Save the Queen

God Save the Queen

  • セックス・ピストルズ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

パンクは私の人生に大きな影響を与えました。

特にセックス・ピストルズのジョニー・ロットン(ジョン・ライドン)に夢中でしたね。

  • 俺が言い続けているのは、自分の道を見つける事、自分の音を表現する事、自分に正直である事、そして個性を失わない事。人の真似をする必要はまったくないんだ。パンクが伝えようとしてきたもの、それはただひとつ。自分らしくあれ!

  • 全ては自分の頭の中で始まるんだ。欲を出して自分の事だけ考えるのを辞めること。そして、同じ人間として仲間をリスペクトすることを学ぶことだ。それこそが俺が人生で学んできたことさ。それが分かっていれば、だいぶ生きやすくなるってもんだ。

  • 俺は今の連中のパンクってのは服装のことだと思うのさ。そしてそのユニフォームに収まるだけで、何もわかっちゃいない。何を着るかなんて関係ないんだよ。パンクってのは、ファシスト政権への反動だぜ。「パンクはこんなの着ない」だの「パンクはこんなの聴かない」だの、くだらねえ!

  • 言いたいことは言う。魂は売らない。古い形式に拘らない。そうやって、欲しいものに固執するんだ。やればできる。やりたいことをやればいいんだ。きっとうまくいくさ。

  • 俺は哲学は好きだが心理学は嫌いだ。人間なんてみんな気狂いなんだよ。それなのに各人がどんな風に気狂いかなどという200ページのレポートなんか作成してどうする。それも又、作成してるほうも気狂いなんだから、これ以上の阿呆はない。

  • 逃げたって何の解決にもならない。それどころか状況を悪化させるばかりだ。だから人生が著しく悪い方向へ向かっている時には、そいつを楽しんじまえばいいのさ。

  • 俺の人生にインスピレーションを与えてくれたのはガンジー。非暴力、不服従だよ。

  • 貧乏がもたらす絶大な原動力を絶対に甘く見ないでくれよ。全てを否定され、全ての機会を奪われるんだ。政府が、学校が、運命が、お前など何の値打もないと言う。お前は人間のクズだ。おとなしく従えってね。それはものすごい原動力になる。

  • もし反逆の第一の理由が貧困なら、視野を広げるべきだ。階級や宗教や人種や政治思想によって分裂してはならない。個人としてのみ、俺たちはこの世で勝利することができる。誰にも頼らず己だけを頼れ。そして、誰をも失望させるな。それが成功と言うんだ。金のことじゃない。それが俺の信条だ。

  • ルールを知って、それを無視する方法を知れ。構造や、構造の変え方を知らないことには、前に進むことは難しい。

  • 自己憐憫だとか絶望なんて感情は、自分に余裕ある奴だけのもんだぜ。

  • 死は人間の哀しみの中で最も大きなものだ。だから、誰もそんなものに向かって突っ走ってはいけないんだ。孤独をなくすんだ。買い物している哀れな老女を見て笑うな。助けてやれ。ジョニー・ロットンならそうするだろう。ジョニー・ロットンのすることは、至極まっとうなんだよ。

  • 天国はこの世にある。他のどこにもない。それを自分でぶち壊すな。

  • 「ピストルズを始める前にやった仕事の中で一番好きだったのは問題児の世話だった。そういう子供のクラスを持ったことがあるんだ。でも、俺は緑の髪の毛をしていたからクビになった」

  • 人を非難したり糾弾するのは、相手をよく知らないからさ。面と向かってその事実を突きつければ、物事も変化する。それが人生の意味じゃないか。お互いから学び取り、楽しむことが出来るんだ。

  • 昆虫学者「ゴキブリはまだ進化している。絶えず進化して、どんな状況下でも生きていけるようになるんだ」 ライドン「俺と同じだな」

  • 俺は自力本願主義者だからさ。物心ついた頃から一度だって他人が自分を助けてくれるなんていう甘い期待を抱いた事はない。

私のバイブル↓

Still a punk―ジョン・ライドン自伝

Still a punk―ジョン・ライドン自伝

 

1980年代イギリスを変えたロック

パンクはザ・スターリンから始まり、セックス・ピストルズ、クラッシュ、パティ・スミスなど、色々と聴きましたが全て後追いでした。

ちょうど、中学生になった頃にバンドを始め、リアルタイムではイギリスのインディーバンドにハマっていました。

 

インディーレーベルではクリエイションが秀逸だった。

クリエイション・レコーズ物語

クリエイション・レコーズ物語

 

ジザメリからオアシスまで・・・クリエイションに捨てバンドはありません。

↑クリエイションレコーズの栄光と挫折。

映画館で観てむせび泣き、上映後もトイレで号泣してしまいました。

どんなによいバンドを排出し続けても、ビジネスとして考えなければ破綻する。

音楽を好きだという情熱だけでは成り立たないという現実。

 

24アワー・パーティ・ピープル [DVD]

24アワー・パーティ・ピープル [DVD]

 

こちらはファクトリーというインディーレーベルのお話。

ファクトリーも、よいバンドを排出しながらも破綻、終焉。

 

80年代のUKはとにかく素晴らしいインディーレーベルが乱立していました。

そして、80年代のラストには歴史的インディーバンドが登場。

それが、ザ・ストーン・ローゼスです。

Stone Roses

Stone Roses

  • The Stone Roses
  • オルタナティブ
  • ¥1600

ザ・ストーン・ローゼスのファーストは80年代のNo.1アルバムと言っていいでしょう。

質、ムーブメント共にUKロック界をガラッと変えてしまいました。

1990年代アメリカを変えたロック

Smells Like Teen Spirit

Smells Like Teen Spirit

  • ニルヴァーナ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

そして、90年代に入ってアメリカを変えたのはニルヴァーナです。

80年代にMTVが登場してから、アメリカのロックはポップカルチャーとなり、聴く価値もないほどに凋落してしまいました。

 

しかし、小汚ねー格好をしたカート・コバーン率いるニルヴァーナの登場によって、悪しきポップミュージックシーンが一掃されたのです。

これをきっかけに、アメリカのアンダーグラウンドにはよいバンドがたくさんいるんだと再確認することができました。

 

【この頃、夢中になったバンドをご紹介】

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン

Rage Against the Machine

パンクっていうのは音楽のジャンルではなく、姿勢のこと。

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンはミクスチャー系のバンドですが、精神的にはパンクそのものでした。

「レッド・ツェッペリンとパブリック・エナミーの融合」と呼ばれる特徴的なサウンドと、マルコムX、チェ・ゲバラ、マーチン・ルーサー・キング・ジュニアなどから思想的影響を受けた政治メッセージを持つ歌詞が特徴。

彼らのライヴにおいてはしばしばゲバラの肖像画が掲げられ、アンプの前などに星条旗が逆さまに吊るされた。

また、ムミア・アブ=ジャマールの釈放を求めたり、無料の反戦コンサートを開いたりするなど、音楽の枠にとどまらず実際に政治活動も行っている。

 

 

Guerrilla Radio

Guerrilla Radio

  • Rage Against the Machine
  • オルタナティブ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

Sleep Now In the Fire

Sleep Now In the Fire

  • Rage Against the Machine
  • オルタナティブ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

マイケル・ムーアによるニューヨーク証券取引所前ゲリラPV撮影。

ニューヨーク市警察に逮捕され、ホワイトハウスのブラックリスト入り。

 

アリス・イン・チェインズ

Alice In Chains

Dirt

Dirt

 

ひと言で表すと「グルーヴィーなお経」

Vo.のレイン・ステイリーとG.のジェリー・カントレルの不穏なハーモニーが素晴らしい化学変化を起こしている。

 

曲のタイトルも『Man in the Box』『Angry Chair』など、日本文学でも読んでるのかというセンスの良さ!

 

若干メタル寄りの感があるので、普通なら好きにならないタイプのバンドなのですが、どっぷりとハマってしまいましたね。

 


Alice In Chains - Them Bones


Alice In Chains - Would Unplugged

 

ナイン・インチ・ネイルズ

Nine Inch Nails

ナイン・インチ・ネイルズ=トレント・レズナー。

「それってT.M.レボリューションみたいな感じ?」とよく言われるのですが、T.M.レボリューションがナイン・インチ・ネイルズをパクってるんですからね。

勘違いしないように。

 

1970年代まではロック界に天才はたくさんいたのですが、1980年代はスミスのモリッシーとプリンスの2人だけ。(プリンスをロックのジャンルに入れていいのか分かりませんが)

1990年代の天才は、トレント・レズナーただひとりだけです。

それ以降、ロック界に天才は存在しません。

 

Closer

Closer

  • ナイン・インチ・ネイルズ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

デヴィッド・フィンチャー監督のPV。

デヴィッド・フィンチャーは天才が好きで好きでしょうがない人ですから、トレント・レズナーのことも愛してやまないのでしょう。

自分の映画の音楽はいつもトレント・レズナーに任せています。

※すまない!このPVはマーク・ロマネック監督だった。

どうしてごっちゃになったのだろう・・・ちなみにフィンチャーはNine Inch Nails - Only - YouTubeのPVを撮っています。

 

  

We're in This Together

We're in This Together

  • ナイン・インチ・ネイルズ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

ずっと「I」(ひとり)だった歌詞が、この曲で「We」(ふたり)になり、泣けました。  

 

【私の昔のブログに寄せられたコメントへの返答(一部抜粋)2007-10-27 】

 

ホント、90年代のトレント・レズナーっていうのは今にも死んでしまいそうで見ていて苦しくてたまりませんでした。

 

今でこそ色んなミュージシャンと一緒にレコーディングしていますが、昔は完全に1人でスタジオにこもって打ち込みしてて、その途中の音も誰にも聴かれたくない、その姿さえ誰にも見せたくないというくらいの神経質な完璧主義者でした。

 

しかもナイーヴだから周りの人間と上手く折り合いがつけない。

彼にとって現実と自分を結ぶ唯一の生命線が音楽なんだと思います。

でも結局、彼の才能ゆえ周りに集まって来るのはハイエナとイエスマンだけ。

それで益々傷つき絶望し泥沼化。

 

彼の曲で凄い領域に行ってるなっていうものは、彼の精神が破綻しかけてる状態に作ったと言っても過言ではないと思います。

逆にまぁまぁなものはある程度精神が安定してる時のものだろうと。

 

『fragile』が出た後に初来日したのですが、それを観ながらもうNINは二度と観れないだろうと思いました。

トレントは完全に死ぬなと。

これに関しては友人みんなと意見が一致していました。

 

実際、『With Teeth』が出る前にドラッグで死の寸前までいってて、「このまま死ぬか、それとも生きるか」の自問自答の末、生きることを選んで立ち直ったそうです。

だから『With Teeth』以降には90年代のような壮絶感はありません。

 

今年出た『Year Zero』では歌詞がポリティカルになってたので、もう完全に大丈夫かなと思ったのですが、あるインタビュー記事で

「内的な問題を見つめたくないから外的な問題を取上げてるのでは?」

の問いかけに

「(茫然)それは考えたこともなかった。そうなのかなぁ・・・そうなのかも」

とか言っててやっぱり心配の種は尽きません。

 

ナイン・インチ・ネイルズのピークは90年代で、昔からのファンで今でもファンをしてる人はトレントを暖かく見守る会状態です(笑)

今は必要以上にいいものを作って欲しくないという変な心理になってます。

(90年代のレベルをやるってことは完全に死に近づいているという証拠だから)

2000年以降

ほぼ、ロックを聴いていません。

いいなと思ったのは、アークティック・モンキーズとフランツ・フェルディナンドとブロックパーティくらい。

今のロックをマジに知らない。

知る価値があるバンドがいるとしたら教えてほしい。

 

ロッキング・オンが終焉した日

【2007-09-12 00:16 に書かれた私の昔のブログ記事より】
rockin'on (ロッキング・オン) 2007年 10月号 [雑誌]

rockin'on (ロッキング・オン) 2007年 10月号 [雑誌]

 

ピストルズの登場から30年、パンクは何度もその意味性の変化を遂げ、降盛と衰退の歴史を繰り返してきたように見える。

記号やスタイルに単純化されて消費される「商品」としてのパンクが定着した一方で、「パンクとはつまり何なのか?」という本質的な問いの答えは、30年を経た今なお明確には導き出されていない。

パンクとはストイックで理想主義的なものなのか。

それともニヒリスティックで破壊的なものであるべきなのか。

パンクの商業的成功はジレンマなのか----ポップ・パンク、エモの台頭によってパンクがロックのメインストリームのど真ん中を占めるようになった2000年代の今なお、パンクという概念をめぐる問いかけは続いている。

 

(ロッキング・オン10月号より抜粋)

 

馬鹿なんじゃないだろうか・・・・・・。

パンクが何か分からずパンクをやってる人間がいると思ってるんだろうか。

いるとしたら、そいつは正真正銘のファッションパンクスだから。

似非だから。パンクじゃないから。

 

記号やスタイルに単純化されて消費される「商品」としてのパンクが定着した~云々

「↑根本的に間違ってる。こんなものはパンクじゃない。」

 

パンクとはストイックで理想主義的なものなのか。

「YES!」

 

ニヒリスティックで破壊的なものであるべきなのか。

「時にはそういう手段をとらなければならない時もある。でも全てじゃない。それが一番効果的だと判断した時に実行するだけだ。

意味なくニヒリスティック、意味なく破壊的なものはパンクじゃない。」

 

パンクの商業的成功はジレンマなのか。

「そんなものは放っておけばいい。偽物はいつか崩れ去る。

ただ訊かれた時には" 奴らはクソだ!"とハッキリ言う。」

 

答え出てますが?

 

パンクとは何かと訊かれたら私はこう答えよう。

「己の魂に絶対的に誠実であること。」

「考えることを決して放棄しないこと。」

 

そして最大のポイントは

「やろうと思えばどんな人間にだってやれるということ。」

 

ロキノン系といえば『ロッキング・オン・ジャパン』を差していると思うのですが、2000年以降は『ロッキング・オン』本誌でも、上記のように本質を分からぬまま記事を書いたり、編集したりしている人間が登場していました。

 

ロック風の若者とは誰のことなのか?

「ロック風の若者」が消えて「ロキノン系の若者」が出現したのはヤバいの「ロック風の若者」とはどういう人を差してるのか十把一絡げすぎて全然理解できない。

 

記事の中でアメリカアメリカ言っていますが、アメリカが飛び抜けてセンスよかったり、かっこよかったりしたことなんてないよ?

「なんかあか抜けない」それがアメリカ。

 

90年代にいたロック風若者?

90年代中盤からアメリカに登場したパンクらしき輩たちは全部ゴミですよ?

90年代初頭のグランジ?5年もたなかったよね。

しかも「カッコよくしない」「あえてダサい感じ」ということを信条としていたし。

 

一体誰を見てカッコいいと言っているのか。

「ロック風の若者」は何となく、世間の主流の上位層にあった。

金持ちの道楽か何かと勘違いしているのではないだろうか?

そんなのロックじゃないですからね。

 

ロックを語る上で、ひとつ忘れてもらっては困ることがあります。

それは「ロックは負け犬の音楽」だということ。

勝ち組にロックなんて必要ねんだわ。

余裕のある奴にロックなんて必要ねんだわ。

 

だからロックをきれいにパッケージして、お洒落な洋服や雑貨と一緒に並べる感覚はやめてください。

売り物じゃないから。商品じゃないから。

 

ロックは剥き出しの魂であって、本来はめちゃくちゃカッコ悪いものなのです。

「カッコ悪いのが基本」だと覚えておいて下さい。

それを、がむしゃらに真剣な姿勢でやると何故がカッコよく見えるというだけです。

 

何、勝手にカルチャーにしようとしてるんだ。

そういう余計なことをするのは、いつもロックをやっていない外野。

当事者はそんなもののためにロックをやってんじゃねーっての。

 

文句があるなら自分でロックをやればいいのに。

自分が能動的に関わることによって、見えてくることも分かることもあるんだから。

周りの人間を否定するよりその方が建設的。

 

アメリカの音楽を聴かない、知らないからダメ?

エレファントカシマシの宮本浩次はアメリカ音楽なんてさほど聴いてない。

だのに、こんなにカッコいい。

奴隷天国

奴隷天国

  • エレファント カシマシ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

悲しみの果て

悲しみの果て

  • エレファントカシマシ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

どんな音楽を聴いてようが、どんな音楽を知っていようが、カッコいい奴はカッコいいし、カッコ悪い奴はカッコ悪い。

 

つーか、一般の人から見ればバンドやってる連中は同じようにしか見えないかもしれませんが、バンドやってても、カッコいい奴、カッコ悪い奴、両方いるよ?

 

カッコいい奴は心に1本の筋がビシーーーっと通ってて信念が絶対にぶれなくて、めちゃくちゃ一生懸命に生きてる。

カッコ悪い奴はファッションや音楽で自分をカッコよく見せようとしてる。

中身が薄っぺら。

 

しまむら着ててもカッコいい奴はカッコいいんだわ。

分かんねーかな。

ファッションや音楽や趣味で自分をごまかせると思うな。

結局、カッコいいかカッコ悪いかは生き方で決まるんだよ!

 

あと、「俺ってこんなにカッコいい音楽聴いてるんだぜー」とファッション感覚で自慢している人間は愚かだと思いますが、どんなに他人に否定されてもバカにされても、切実なまでに心が必要としている音楽だってあるのだ。

 

それがたとえ、まがいものであったとしても、本人にとって真実の宝物ならそれでいいじゃん。

 

・・・と、パンクロックに出会わなかったら絶対に自殺していたであろう私は思うのでした。

 

絶望していた日々から、パンクが私の命を救ってくれたのです。 

 

自殺したい人間はスミスを聴け

最後にへたれで変態で偉大なバンドを紹介しておきます。

The Headmaster Ritual

The Headmaster Ritual

  • The Smiths
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

♪軍隊を率いるのは校長 若さへの嫉妬 1962年からずっと同じスーツ

♪軍隊を率いるのは校長 若さへの嫉妬 1962年からずっと同じジョーク

♪教育なんてどうでもいい 教育なんてたちの悪い過ちだ

♪人生なんてどうでもいい 人生なんてたちの悪い過ちだ

♪体育を休ませてください 風邪がひどくなりそうなんです

 

“ザ・ヘッドマスター・リチュアル”
Bigmouth Strikes Again

Bigmouth Strikes Again

  • The Smiths
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

♪ねぇ君 僕の可愛い人 

♪ただの冗談だってば

♪君の歯を残らず粉々にしたいなんて

♪言ったのは

 

“ビックマウス・ストライクス・アゲイン”
Some Girls Are Bigger Than Others

Some Girls Are Bigger Than Others

  • The Smiths
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

♪氷河期から失業手当時代に至るまで ずっと問題になっていた唯一の関心事

♪そして僕はついに発見しました

♪ある少女たちは他の少女たちよりも大きいんです

♪そしてある少女たちの母親は 他の少女たちの母親よりも大きいんです

♪ビールの木箱を開けながら アントニーはクレオパトラに告げました

 

“サム・ガールズ”

 

スミスは80年代のイギリスのバンドです。

感嘆するほどさわやかで繊細なメロディーとギター。

感嘆するほどヘタレで自虐で変態な歌詞・・・・・・。

 

スミス全盛期には、スミスを聴いて自殺した人がイギリス国内に何人もいました。

それについてスミスのヴォーカリスト、モリッシーが放った言葉。

「人生の最後にスミスが聴けて彼らは幸せだった」

 

・・・・・・ど頭かち割ってもいいですか?

完全なる社会不適合者のモリッシー。

morrissey

 

 Morrissey

 ゲイで

 背がバカでかくて

 変態天才詩人で

 カリスマ

 

 

 

 

 

スミスは絶望している人の心に強烈に届きます。

余りにも美しい響きの中で、どうしようもないような弱さを受け容れてくれるからです。

まるで福音のよう・・・。

 

私は10代の頃、横臥しながらスミスをヘッドフォンで聴いていた時に「このまま死んでもいいかな〜」って思ってしまったことがあります。

(繊細で今にもこわれそうな魂を引っぱっていってしまうスミス)

 

精神的に行き場を失くし、暗闇の中で独りあがいてる時に聴いたら、スミスはまさしく一筋の光。

希望が見えない時、この光の中で全てを終わらせてしまいたいというその気持ちも理解はできます。

 

・・・が、 モリッシー自身が

図太くねちっこく逞しく生きてるんだから

ファンは頑張って生きて下さい。

 

Vicar In a Tutu

Vicar In a Tutu

  • The Smiths
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

♪絆創膏だらけの頭の 修道士然としたお偉い坊さんが言った

♪「おい君、その汚れた魂をドライクリーニングに出しなさい」

 

“ヴィカー・イン・ア・チュチュ”

 

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