『Qさま!!』にて、各界の学者・博士・先生が選んだ “世の中を変えたスゴイ指導者30人” が発表されていました。
世界を変えたスゴイ指導者30人
No.30 徳川家康「平和をもたらした英傑」
選んだ人
- 市川猿之助(歌舞伎役者)
「先々を考え、戦のない平和な体制を作り上げた」 - 舛添要一(東京都知事)
- 茂木健一郎(脳科学者)
- 萩谷順(ジャーナリスト)
- 渡辺宜嗣(アナウンサー)
徳川家康のスゴイ所
- 260年近い長期政権を作ったこと。
- その間ほとんど戦争がなかったこと。
No.29 キング牧師「黒人解放運動指導者」
選んだ人
- 池上彰(ジャーナリスト)
「アメリカは元より世界の反差別運動への影響力は偉大」 - 五嶋龍(天才ヴァイオリニスト)
「人種差別の撤廃に非暴力で挑んだ」「彼が生まれた日はアメリカでは祝日」「音楽界にも影響大(ジャズや黒人アーティストの活躍)」「アメリカのヒーロー」 - 山本寛斎(ファッションデザイナー)
- 増田ユリヤ(ジャーナリスト)
No.28 高橋是清「財政の天才」
選んだ人
- 岸博幸(経済産業省の元官僚)
「経済政策・経済運営のお手本となるべきことをやり遂げた」 - 米村でんじろう(サイエンスプロデューサー)
- 飯田泰之(経済学者)
高橋是清のスゴイ所
- 大蔵大臣を7回歴任(歴代最多)
- 銀行が傾き人々が金融パニックで窓口に預金をおろしに殺到した時、数日間だけ銀行の窓口を閉めさせ、裏が白紙のお札を日銀に刷らせ、窓口に積んでパニックを一瞬にして鎮めてしまった。
No.27 西郷隆盛「薩摩の英雄」
選んだ人
- 橋下徹(弁護士)
「情の人」「人の心をとらえて懐深く人を束ねていく」「改革を進めるため西南戦争に持ち込んで、負けることもわかった上で大久保利通に花を持たせた」 - 橋本大二郎(前高知県知事)
西郷隆盛について
- 犬好きで知られ、メス犬の「ツン」を飼っていた。上野公園の銅像はオス犬。ツンが死んでしまい、モデルの薩摩犬がオスだったのでオスになってしまった。
- 友人宅を訪ねた時、邪魔にならないよう軒下で待ち続け、友人がたまたま外に出てきた時に声をかけるという心配りをした。
No.26 始皇帝「初めて中国を統一」
選んだ人
- 荒俣宏(博物学者)
「名前が偉業を明確に表している」「晩年は不老長寿を研究。永遠の王様になろうとした」 - 市川猿之助(歌舞伎役者)
- 飯田泰之(経済学者)
- 萩谷順(ジャーナリスト)
始皇帝について
- ①中国全土を武力で初めて統一(「秦」)②共通の貨幣(半両銭)③法による統治
- 死んでもなお生き続けようと、幾千にもおよぶ実物大の兵士像(兵馬俑)を作らせ、自らの墓に埋めさせたという(現在は世界遺産)
No.25 エリザベス1世「英国と結婚した女王」
選んだ人
- 坂東眞理子(昭和女子大理事長「女性の品格」著者)
「父親の死後、国を育て世界の強国に」「女性リーダーのロールモデル・お手本」
エリザベス1世について
- 「私はイギリスと結婚した」
- 生涯独身を貫き、国家に尽くすことを宣言した女王
No.24 伊藤博文「初代内閣総理大臣」
選んだ人
- 橋本大二郎(前高知県知事)
※個人の見解「老舗の旅館に泊まるとしばしば伊藤博文の書の額がある。"先生、一筆・・・"と言われて書いて旅館代タダにしてたんじゃないかなぁと」「日本のためにも大きな仕事もしたけども、自分のためにもきめ細かいことをしていたんじゃないかな。とても人間的で素晴らしい人だなと」 - 山本寛斎(ファッションデザイナー)
伊藤博文のスゴイ所
- 日本初にして史上最年少の内閣総理大臣
- 大日本帝国憲法も起草
No.23 坂本龍馬「幕末の英雄」
選んだ人
- 橋本大二郎(前高知県知事)
「世界のことに目が開けてた」「高知と言えば外に出にくい県。北側は山に囲まれているし、南は海に囲まれているので。地理的に不利な条件がありながら世界や都に興味を持ち知識を得て物事を考えたのはスゴイ」 - 河合敦(歴史作家)
- 長谷川幸洋(ジャーナリスト)
坂本龍馬について
- 武士でありながら「亀山社中」という会社をつくり、ビジネス感覚も身につけていた。
No.22 勝海舟「江戸を救った幕臣」
選んだ人
- 舛添要一(東京都知事)
「一番よく知られているのは西郷隆盛と(江戸城)無血開城」
【江戸城無血開城】1868年 江戸城が西郷隆盛ら新政府軍に武力攻撃なしで明け渡された事件
勝海舟について
- 辞世の言葉は「コレデオシマイ」
No.21 ヨハネ・パウロ2世「第264代ローマ法王」
選んだ人
- 池上彰(ジャーナリスト)
「イスラムとの対話・和解に加え、東西冷戦時代のポーランドへの精神的な影響力で冷戦終結に尽力した歴史的意味は大きい」
ヨハネ・パウロ2世について
- ローマ法王・・・カトリック教会の最高位
- ヨハネ・パウロ2世は100ヵ国以上を周り活動したため「空飛ぶ法王」とも呼ばれた。
No.20 リンカーン「奴隷解放の父」
※選んだ人・理由などについては特に言及されず。
No.19 チェ・ゲバラ「アルゼンチンの革命家」
選んだ人
- 大谷昭宏(ジャーナリスト)
「愛のある革命は、やはり私たち全共闘世代の共感を呼ぶ」 - 坪田信貴(「ビリギャル」先生)
「徹底的に人のために生きた人物だから」
チェ・ゲバラについて
- アルゼンチンの裕福な家庭に生まれ、大学は医学部を卒業、医師免許取得。
- 亡命中のカストロに出会い共鳴、「キューバ革命」を成功に導く。
- その後、キューバでの好待遇を捨て、ほかの世界の貧しい国に赴き活動した。
No.18 大塩平八郎「民衆のため蜂起した元役人」
選んだ人
- 大谷昭宏(ジャーナリスト)
「大阪の困窮に立ちあがったことが、大阪在住の者としてはうれしい」
大塩平八郎について
- 元々は大坂町奉行所の役人だった。
- 大坂で飢饉が起こったのに町奉行所が何もしないことに怒り、最終的に決起!
- 1937年「大塩平八郎の乱」はわずか1日で平定(後に大塩も自害)
- 彼の檄文などが「天保の改革」のきっかけになったとも言われる。
No.17 孫文「中国革命の指導者」
選んだ人
- 舛添要一(東京都知事)
「何度も何度も失敗している"失敗の英雄"」「専制君主制を終わらせて共和制を作った偉大な革命家」 - 浮世博史(歴史教師)
- 須田慎一郎(ジャーナリスト)
孫文のスゴイ所
- 秦の始皇帝から続いていた中国の専制体制(支配者による政治)を崩した。
- 英国で誘拐されるも奇跡的に救出。その話を書籍化し世界的に有名に!
No.16 サッチャー「英国初の女性首相」
選んだ人
- 橋下徹(弁護士)
「選挙で票を得るとか“こしゃい”事は考えずに改革・改革・改革と国民のためになる改革をやり続けた」「政治化を目指す人間の模範・教科書」 - 五嶋龍(天才ヴァイオリニスト)
- 岸博幸(経済産業省の元官僚)
- 長谷川幸洋(ジャーナリスト)
サッチャーについて
- 国営企業の民営化や規制緩和などの経済対策
- フォークランド紛争でアルゼンチン軍を撃退
- 人頭税の導入で反発され退陣
- 「イギリスの復活」はサッチャーの影響大!
No.15 ナポレオン「フランスの英雄」
選んだ人
- 舛添要一(東京都知事)
「広大なヨーロッパ大陸を支配」「軍事的な天才」 - 坪田信貴(「ビリギャル」先生)
- 萩谷順(ジャーナリスト)
- 須田慎一郎(ジャーナリスト)
ナポレオンのスゴイ所
- 今でも通用するようなナポレオン法典を作成
- エジプトの謎の調査・研究を実施
No.14 織田信長「天下統一を目指した武将」
選んだ人
- 橋下徹(弁護士)
「有無を言わさず人を斬るイメージがあるが、当時はそうしないと改革が進まなかったという事情もあったと思う」「手段を選ばず貫徹したのは一定の評価がされるべき」 - 山本寛斎(デザイナー/プロデューサー)
- 萩谷順(ジャーナリスト)
- 須田慎一郎(ジャーナリスト)
No.13 ケマル・アタチュルク「トルコ共和国建国の父」
選んだ人
- 池上彰(ジャーナリスト)
「オスマン帝国崩壊後、混乱するトルコを建て直して政教分離の近代国家を建設した力量は尊敬に値する」
アタチュルクのスゴイ所
- 近代化に成功した(宗教の影響などで難しかった)※手本にした国=日本(「明治維新」を参考にした)トルコに親日家が増えた。
- アタチュルク=「父なるトルコ人」
- ①空港の名前②紙幣の肖像画(表面全て)③公の場で侮辱すると法律で罰せられる。
アタチュルクが変えたもの
- アラビア文字をローマ字に統一
- 首都をイスタンブールからアンカラへ
- イスラム暦を太陽暦に変更
No.12 チンギス・ハン「モンゴル帝国初代皇帝」
選んだ人
- 山本寛斎(デザイナー/プロデューサー)
「優れた騎馬隊を率いて広大な領土と人口をまとめた類まれなる指導者」 - 須田慎一郎(ジャーナリスト)
チンギス・ハンのスゴイ所
- 史上最大の帝国・モンゴル帝国の初代皇帝
- 当時の世界人口の半分を支配下に置いた。
- 妻も多く、子どもが100人以上いたとも!?
- 彼のDNAを持つ人は1600万人以上とも!?
No. 11 田中角栄「昭和の名総理」
選んだ人
- 五嶋龍(天才ヴァイオリニスト)
「中国で最も知名度の高い日本人」 - 橋本大二郎(前高知県知事)
No.10 アテルイ「東北の英雄」
選んだ人
- 荒俣宏(博物学者)
- 金田一秀穂(言語学者)
アテルイについて
- 古くから東北地方に住んでいた人々(蝦夷)のリーダー
- 奈良・平安初期 朝廷軍を2度倒し郷土を守った英雄
- 最後は坂上田村麻呂の遠征軍に降伏、現在の大阪・枚方市付近で処刑された。
No.09 ゴルバチョフ「ソ連最後の最高指導者」
選んだ人
- 池上彰(ジャーナリスト)
「ロシアではソ連を崩壊させた人物として評価が低い」「東西冷戦を終結させ、ソ連を民主化に導いた歴史的意義は大きい」
ゴルバチョフについて
- 冷戦を終わらせたことが評価されノーベル平和賞を受賞した。
No.08 吉田松陰「幕末の天才教育者」
選んだ人
- ロバート・キャンベル(東京大学大学院教授)
「ラジカル(過激)な人。当時の社会ではマイナー」「彼が育てた人材は次の世代の礎を創っている人たち。指導者としては稀なる才能」 - 市川猿之助(歌舞伎役者)
- 茂木健一郎(脳科学者)
- 坪田信貴(「ビリギャル」先生)
吉田松陰について
- 黒船の密航に失敗→逮捕
- 長州藩に戻って自宅謹慎、そこで開いたのが「松下村塾」
- 松下村塾からは伊藤博文・山懸有明・高杉晋作らが出ている。
No.07 ダライ・ラマ14世「チベット仏教の最高指導者」
選んだ人
- 池上彰(ジャーナリスト)
「迫害にもめげず、自主を求める精神の気高さに感動」
ダライ・ラマとは
- ダライ・ラマ=チベット仏教最高指導者の称号
No.06 松下幸之助「日本を代表する企業家」
選んだ人
- 市川猿之助(歌舞伎役者)
「個人や企業の事だけでなく"社会に対して何ができるか"考えていた事がスゴイ」 - 橋本大二郎(前高知県知事)
- 坪田信貴(「ビリギャル」先生)
No.05 ジョン・F・ケネディ「米国大統領」
選んだ人
- 橋下徹(弁護士)
「1人の政治家が1国だけでなく地球を救った」「キューバ危機の判断がスゴかった」
【キューバ危機】ソ連がキューバに攻撃用ミサイルを設置。アメリカとソ連が核戦争寸前に。 - 五嶋龍(天才ヴァイオリニスト)
- 大谷昭宏(ジャーナリスト)
- 渡辺宜嗣(アナウンサー)
ケネディのスゴイ所
- 43歳 史上最年少でアメリカ大統領に
- 月に人類を送り込むアポロ計画を実行
No.04 ハンニバル「ローマが恐れた天才将軍」
選んだ人
- 荒俣宏(博物学者)
「戦争の歴史を読むと必ず出てくる」「巨大なゾウを戦争に使った」 - 増田ユリヤ(ジャーナリスト)
「イタリアでは子どもを叱る時、"いい子にしてないとハンニバルに連れて行かれますよ!"と言うほど」 - 米村でんじろう(サイエンス・プロデューサー)
ハンニバルについて
- 現在のチュニジアにあった古代都市カルタボの将軍
- ゾウを使ったアルプス越えの奇襲作戦でローマの大軍を壊滅
No.03 アウグストゥス「ローマ帝国初代皇帝」
選んだ人
- 茂木健一郎(脳科学者)
「日本で徳川家康が平和な江戸時代の礎を築いたように、パクス・ロマーナという平和なローマ帝国の礎を築いた」「アウグストゥス(Augustus)→8月(August)の語源。その親戚ジュリアス(Julius)・シーザー→7月(July)の語源」 - 岸博幸(経済産業省の元官僚)
- 須田慎一郎(ジャーナリスト)
No.02 ウィンストン・チャーチル「イギリス首相」
選んだ人
- 茂木健一郎(脳科学者)
「イギリス人は今でも史上最高の首相として尊敬」「イギリスの政治家はチャーチルのようになりたいと努力している」 - 岸博幸(経済産業省の元官僚)
- 長谷川幸洋(ジャーナリスト)
- 増田ユリヤ(ジャーナリスト)
チャーチルのスゴイ所
- ノーベル文学賞を獲っている。
「第二次大戦回顧録」で1953年ノーベル文学賞を受賞 - 絵を描く才能もあり、描いた絵が3億5千万円で落札
- 飛行機の操縦を覚え、イギリス海軍航空部隊を創設
No.01 アレキサンダー大王「古代マケドニアの英雄」
選んだ人
- 坂東眞理子(昭和女子大理事長「女性の品格」著者)
「若くして武力で大帝国をつくった」「シーザーもナポレオンも憧れていた」
アレキサンダー大王について
- 享年32と短命だったが、ギリシャ文化とオリエント文化が融合したヘレニズム文化を形成した。
【関連記事】