雨上がりの『Aさんの話』〜事情通に聞きました!〜にて “ご飯を100倍おいしく食べる味覚の話” が紹介されていました。
ご飯を100倍おいしく食べる味覚の話
味は舌だけで感じるわけじゃない!?「味覚」の不思議!
味覚は視覚にだまされる!
【その1】
- 赤色・・・塩味を感じやすくなる
- 青色・・・甘味を感じやすくなる
- 緑色・・・甘味・塩味を感じやすくなる
たとえば塩分の摂りすぎが気になる人は、赤いランチョンマットを使えば塩の量を減らすことができる。
【その2】
横浜国立大学が行ったマグロの刺身を使った実験では、目の前の画面にサーモンの切り身が映っていると、約半数の人が食べているマグロをサーモンの味がすると答えた。
脳は味覚より視覚の情報を優先する。
味覚は嗅覚にだまされる!
- 香りの強いコーヒー豆をそばに置いておけば、たとえ安いインスタントのコーヒーであっても高級なコーヒーのような深みを感じる。
- 粉わさびと粉からしの原料は同じことが多い。からしを緑に着色し、わさびの香りをつけて売られている。
- 糖分の摂り過ぎが心配なら、アロマで甘い香りを漂わせると甘味をより感じるので砂糖の使用量を減らせる。
味覚は聴覚にだまされる!
味覚は、音楽に左右される。
苦味を和らげるなら、高音の女性ボーカルの曲がオススメ。
人は高音を聴くと甘味をより強く感じる。
【例題曲】Emotions/マライア・キャリー
低音を聴くと苦味をより強く感じる。
【例題曲】Love Me Tender/エルヴィス・プレスリー
オックスフォード大学が行った調査では、世界各国の料理を美味しくする音楽ジャンルがあるという結果が!
【料理に合うBGM】
- インド料理・・・ロック
- イタリア料理・・・クラシック
- 中国料理・・・ポップス
- タイ料理・・・ジャズ
これは「デジタルシーズニング」と呼ばれ、実はこの現象は飛行機の機内食にも影響している。
エンジン音が低温で響き続ける機内では、聴覚と気圧の影響で味を感じにくいため、機内食はわざと味を濃くして調理されている。
アレとアレでまさかのあの味に!?最新ハイブリッド・レシピ
手頃な食材で高級素材の味を再現するハイブリッド・レシピ。
100種類以上試した著者の田中ひろみさんがオススメする「誰もが唸るハイブレッド・レシピ」
☆みかん+海苔+わさび醤油=イクラ
「つぶれた果汁と醤油が舌で混じった瞬間・・・これ完全にイクラやね」
「最後、飲み込む時もイクラじゃない?」
「いや、これスゴイ。今までで一番信用できる」
豆板醤+マヨネーズ=辛子明太子もオススメ!
優れた味覚で再現料理!神の舌を持つ女
今や日本人の約30%が味覚障害の可能性があるといわれている。
逆に味覚が通常よりも鋭い人(スーパーテイスター)も日本人の約30%が当てはまる。
スーパーテイスターよりさらにスゴイ味覚の持ち主
「神の舌」を持つ女・稲垣飛鳥さんが吉野家の牛丼の味の再現にチャレンジしていました。
- 牛バラ肉薄切り 150g
- 玉ねぎ 4分の1
- めんつゆ(2倍濃縮) 55cc
- 水 100cc
- 白ワイン(甘口) 大さじ2
- だしの素 小さじ1
- みりん 小さじ1
- 黒砂糖 小さじ1
舌を鍛えるワンポイントアドバイス
訓練次第で舌を敏感にできる。
- 亜鉛は舌の細胞の再生を促し味覚がアップ。
牡蠣は亜鉛を多く含んでいるので味覚アップに有効。 - 舌を鍛えるには生野菜を朝に食べることも重要。
最近は調味料をたくさん使うことで多くの人が素材本来の味を感じにくくなっている。
夕食から時間のあいている朝に繊細な味を感じるようにすれば、数日後には味覚に変化が!
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